軽度、とは言われたけれど
子どもが二人いるのですが、次男は軽度の発達障害があります。
この「軽度の」というのが、とっても曲者。
はっきりとは言えない、グレーゾーン。
医師からは「障害がある、とは断言できない」と言われ、
進学予定の小学校からは「障害がないのなら、補助のサポートはできません」と言われ、
幼稚園からは「教室にいることができません。運動会の練習を一緒にできません」と言われ、
毎日おもらしのパンツを持たされて帰って来る・・・
もしかしたら障害ではないのかもしれない、と淡い期待に必死にしがみつきつつ、
それじゃ、この状態はどうすればいいんだ!と頭を抱えました。
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一人で生きていけるよう就職させる
この、どうにもこうにもならない状況で、将来この子はどうなるのか。
このころはまだ次男の状態に理解のなかった夫と、ケンカをしつつ話し合い、
立てた目標が「一人で生きていけるように就職をさせる」でした。
障害がある子どもとして療育し、今困っているのをなんとかしたい私と、
社会に出たらサポートなんてないんだから、みんなの中で普通の教育を受けさせるべきだ、
というオットと、まったく意見が合わなかったのですが、
ただひとつ一致したのが、最終目標「就職」でした。
そして現在、次男は一般の枠で就職し、会社員になっています。
まだまだサポートは必要ですが、なんとか目標達成です。
目標の共通認識を。
子どもの成長に、夫婦で、家族で、そして本人も、目標を共通で認識する。
これはとても大切なことだと思います。
障害があっても、なくても。
また、目標を一致させるのはとても難しい。とにかく話し合いです。
我が家も成長過程で何度も何度も話し合い、学校とも話し合い、情報を集め、検討しました。
その時に学んだことを、悩んでいる方々に少しでもお役に立てればと思っています。
こういう情報は、子どもが小さいうちはたくさんあります。
だけど成長するにつれて、みんなどういう教育をしているのか、どんな進学先があるのか、など
どんどん分からなくなってきます。
どう調べたのか、何を比べたのかなど、経験したことをお伝えできればと思っています。

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コメント
こんにちは
子どもにとっては、家族の理解と協力が欠かせないと思います。
軽度の発達障害とはいえ、色々困難とちゃんと向き合えてきましたご両親も、本当に偉いです。
息子さんもとても素晴らしい家族に会えて幸せだと思いました。
イヤホンさん
コメントありがとうございます。
軽度とは言われましたが、行動はとても軽度とは思えない状態でした。
言葉も通じないし、小さい頃が一番大変な時だと思います。
まずは障害を認めて向き合うことが大切ですね。
我が家では小さい頃から、進学する時、社会に出る時のことを
オットが真剣に考えてくれていたのが良かったと思っています。