その先の小学校を見据えて
まずはじめに、ここでは「進学先をこう選びましょう」とは言っていません。
「私たちはこんな風に考え、こういう選び方をしました」と、ひとつの経験談をお伝えしています。
なので、幼稚園か保育園か、ではなく、次男が通った「幼稚園」のお話です。
幼稚園を選ぶ時に、幼稚園だけを見るのではなく、その先の小学校に通うことも考えて選びました。
通学路と友人関係
通うことになる小学校は決まっていましたので、その小学校の隣にある幼稚園です。
小学生になると一人で通学するようになります。
正直、すごく心配!(多動だったので)
隣の幼稚園なら、通学路はほぼ同じです。
なので、幼稚園の2年間で通学路を歩くのを慣れさせ、通学途中の気を付ける事を教えました。
また、その小学校には隣の幼稚園から進学する子が一番多いので、友達を作るため。
次男はコミュニケーション能力が低いので、友達と顔見知りを増やしました。
実際に小学生になってから助けてくれたのは、幼稚園からのお友達でした。
次男の癖や好みをよく知ってくれていて、何かと手助けをしてくれました。
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療育を期待するかどうか
発達障害児の療育に取り組んでくれる幼稚園かどうか、とても大きな問題です。
私たちが住んでいる所は田舎で、選択肢もとても少ないのですが、
それでも2つの園を比べて悩みました。
ひとつは、発達障害や多動に理解があり、療育にも積極的に取り組んでいる幼稚園。
でも遠くて、自宅周辺から通う子どもは少なく、同じ小学校に行く子も少ない。
もうひとつは、発達障害児を受け入れてはくれるが、療育はしていない幼稚園。
ただ、近くて自宅周辺から通う子どもが多く、たくさん同じ小学校に進学する。
本当なら療育をしてくれる幼稚園がいいのだろうけど、
次男の場合、一番問題になりそうなのはコミュニケーション能力だと判断し、
幼稚園での療育は、すっぱりあきらめました。
自宅でがんばればいいか、と思ったんです。
集団生活がどういうものか、学んでくれればいい、そう考えました。
それでも、教室から逃げ出しても放置されたりすることなく、なんとか卒園できました。
見学と体験、プレ幼稚園も
これは発達障害のあるなしに関わらず、見学と体験は必要ですね。
できるならプレ幼稚園にも参加して、お子さんが幼稚園に慣れるだけでなく、
先生にお子さんの普段の状態を見てもらう事も、大切だと思います。
まずは園に相談しましょう。
現在のお子さんの特性や何が問題かなど、まずは園に相談してみましょう。
教育方針など気に入っても、中には発達障害を理由に入園拒否をする所もあります。
逆に療育はしていなくても、理解がある幼稚園もありますよ。
お子さんが「行きたい」と思う幼稚園
そして一番大事なのは、お子さん自身が「行きたい」と思う幼稚園かどうか、です。
どんなに良い教育方針でも、お子さんが登園を嫌がるようだと、
お子さんにとってもストレスになってしまいます。
もし、療育を行っていない幼稚園だったとしても、お子さんが気持ちよく過ごせる、
それもまた選択肢の一つだと思います。

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