中学校での特別支援学級はどうだったか、注意しなければいけないことなどを
書いてみたいと思います。
基本的には小学校と同じ
少人数制、授業は別教材
クラスの人数は最大8人まで、肢体不自由、知的障害、情緒障害などでクラス分けされます。
ずっと特別支援学級で勉強するわけではなく、生徒は自分のカリキュラムに合わせて
交流級を行き来するので、支援学級で勉強している時はたいてい1~3人でした。
授業内容は本人のレベルに合わせて、プリント学習や先生が選んだ問題集を使用します。
中学生だからと言って中学レベルの学習をするとは限りません。
生徒が理解できていなければ、小学生用のドリルやプリントを勉強することになります。
この他、社会ルールの勉強や感情のコントロールの仕方など、指導してもらうこともできます。

通知簿も特別支援学級仕様
上記のように授業内容が通常クラスと違っていたり、進度が違っているので、定期テストは
通常クラスとは別のものを、特別支援学級で受けることになります。
通知簿も小学校の特別支援学級と同様、5段階などの評価ではなく、文章による評価になります。
当然、高校受験に必要な内申点はつかないことになります。
もし、普通高校に進学することを考えているなら、何年生からの内申点が必要になるのか、
自治体によって違いますので、確認しておく必要があります。

みんな、余裕がなくなります
思春期でイライラ
小学校時代に仲が良かった友人たちも、中学生になり思春期に入るとギスギスし始めます。
定型発達の子どもでも自分のことで手一杯になるので、友人関係で悩んだり、
トラブルがあったりしますよね。
発達障害がもとで友人たちとの距離感がうまくつかめなかったり、浮いてしまったり、
トラブルを起こしたりしがちです。
特別支援学級の担任の先生とは毎日連絡帳でやり取りするので、細かくやり取りして
間に入ってもらったり、イジメに発展してしまわないよう気を付けましょう。
次男は社交性に乏しく、ドロップアウトしてしまうと元に戻れそうにないと思ったので、
とにかく登校拒否にならないよう細心の注意を払いました。
合宿や修学旅行などもサポート
特別支援学級に入れて良かったと思うのは、学年ごとに行く合宿や、修学旅行でもサポートをして
もらえることでした。
1~2泊とは言え親元を離れての生活ですから、いつもと違う環境にパニックにならないか心配ですし、
次男の場合、食べられないものが多すぎて大変でした。
魚の缶詰やカロリーバーを別の荷物として先生に託したり、宿泊先で出される弁当が食べられないもの
ばかりだった時は、コンビニのおにぎりを買いに走ってくれました。
旅行先での様子も詳しく教えてもらえるのは、とても良かったと思います。
卒業後の進路は早めにリサーチ
中学は3年間と、とても短いです。
特別支援学校の見学は中学2年の半ばから始まりますし、3年になってすぐから
説明会や相談会、面談が始まります。
自治体によって特別支援学級からは普通高校に進学できなかったり、柔軟に対応してくれたり
バラバラなので、学校の先生や校長先生によく確認しておきましょう。
また、普通高校でなくても普通高校卒業の資格が取れる学校もあります。
お子さんに合った進学先を検討しましょう。

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